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ひとり餌の練習
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文鳥を初めて飼うのでわからないのですが、ヒナのひとり餌への移行のさせ方を教えてください。
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ひとり餌を考えるときに、たとえば野生の小鳥のヒナならどうだろう...? と考えることがとても役に立つと思います。成鳥になって数年経った文鳥は、そこそこ人間との生活に良くも悪しくも適応しているのですが、まだ生後半年くらいまでの幼鳥は「小鳥」そのものなのです。小鳥としての生活時間や、成長のステップに負荷をかけない限り、健康な個体ならすんなり育っていくものです。
なにか事情があって、なかなかひとり餌にならないこともあると思います。病弱で成長が遅いことも考えられますが、飼い主さんが文鳥という確定した生き物以前に、たとえばスズメの親子の様子や、テレビなどで放映されてる鳥類のドキュメンタリー番組を、これまで見たことがなかった...なんていうことも原因のひとつとして考えられます.
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ひとり餌になるとはどういうことなのか、どんなプロセスを踏んでいくのか...そういうことが飼い主さんの頭の隅にあれば、不安にならずにすむかも知れないのです。
あたし自身も決して経験が豊富とは言えませんが、飼い鳥としての文鳥に限定するとすれば、なにかご参考になることが書けるかな...と思います。
ひとり餌の練習はそういう自然の仕組みのようなものと併せて書かないと、失敗してしまうかも知れませんので、少し長くなりますががまんして読んでくださいね。 |
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差し餌中のヒナが生後3週間目くらいから、寝ているだけでなく動き始めることが確認できると思います。まずは胸や翼の裏側をクチバシを使ってかきはじめ、それから背中がかけるようになると、足を使って頭もかくようになります。
クチバシと足が使えるようになったらひとり餌の練習開始です。とはいっても飼い主さんは特に何をするというわけでもありません。この時期のヒナは敷いてあるティッシュやわらをかんだりし始めます。そこで乾いたアワ玉やアワ穂をヒナのケージの床にまいておきます。この時期はそれだけでいいのです。
差し餌はまだ通常5回くらいだと思います。
※買ったお店によっては初めから3回と言う場合もあります |
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生後4週間目のおわりくらいから、ケージやフゴのふちにぎこちない動作ではありますが、ぴょんと飛び上がれるようになります。自然界でいう「巣立ち」間近です。とは言ってもまだまだ巣の周りで生活をしながら、親鳥に餌をもらって生きていきます。まだ飛べないですものね。このころの文鳥は、立体物でなくても絵やイラストなどの印刷物なんかにも興味をしめし、突っついてみたり噛んでみたりし始めます。人間からとってみればぜんぜん意味がないので「それは本物じゃないのよ」と言ってやめさせたくなりますが、文鳥なりに学習してるのですから、飽きるまでさせておいてあげましょう。
このあたりからアワ玉などもついばんでクチバシの中で転がすようになります。まだ飲み込めないことが多いです。
差し餌は
7:00 11:00 15:00 19:00
くらいにあげていれば十分です。 |
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フゴの上に上がれるようになったらそこから外に出るのはあっという間です。1〜2日後には「巣立ち」です。3日くらいかけて部屋の中をピョンピョンと上手に歩けるようになります。上手になった翌日あたりに初飛行です。はじめての飛行はケージから飼い主の胸元や手までという場合で、距離は50cm〜2mくらいが多いようです。
これが自然界での「巣立ち」にあたります。自然界では巣には二度ともどらずに、こずえなど枝の上で生活を始めます。親鳥もこれまでのようにヒナのためにいつも側にいることはしなくなり、ときどきヒナの前にきては少しだけ餌を食べさせてどこかに行ってしまいます。ヒナもまだ自分で餌を摂ることができなくてお腹がすいていますから、いっしょうけんめい親鳥のあとを追って飛ぶようになります。
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飼育下では飛べるようになったら差し餌は一日3回を目安とします。時間がかかってもアワ玉などを飲み込めるようになる頃です。フゴやマスカゴなどの小さな入れ物で飼っている場合は、日中は鳥カゴなどの大きなもので飼うようにします。
#寒い季節は夜寝るときはマスカゴなどの方が安全です。
朝起きたらとまり木を下段だけにした鳥カゴなど広いものにヒナを入れ、皮付き餌やアワ玉を底に巻いたり餌入れに入れたりします。飲み水も大きめのものに入れておくと、水浴びもするようになります。青菜も用意します。
この時点でどうしてもヒナに接することになるので、飼い主に甘えて餌をほしがって鳴くかも知れませんが、鳥カゴのこちら側にタオルなどをかけて、飼い主が見えないようにしておきます。 |
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←ヒナは長いものを引きずったりして遊ぶ(学習する)ことが好きです。左のアワ穂や上の豆苗などはピッタリな学習道具になると思います。 |
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仮に1度目(鳴く→頑張らせる→鳴く→差し餌をする)が9時に終わったとすると、2度目に鳴き始めるのが12時半頃になると思います。このときも1度目とおなじようにすぐには差し餌をあげないで、鳥カゴの中の餌をつまんで口に入れてあげたり、指先をクチバシにみたててヒナの目の前でつんつんとついてみたりします。そしてそのままこっそり身を隠します。そして鳴きやんだヒナががんばったあと14時頃に再度鳴き始めたら差し餌をあげます。
そのあとは18時頃に鳴き始めて......と同じ繰り返しで一日の差し餌が3回になると思います。
この3回の差し餌をあげるときは、めちゃめちゃお腹が空いているので、給餌スポイトに多めに入れても10回分くらい食べたります。健康に育っている証拠です。ほしがるだけあげてください。 |
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朝、お腹が空いているのにひとりにされてしまったヒナは、いくらか鳴き続けたあと、30分〜1時間くらい、自分で餌を食べようとして静かになります。ヒナはひとりで餌を拾おうとがんばっているのです。このひとりだけでがんばる時間がとても大切なのです。
もちろん最初から満足に自分で食べられる文鳥はいません。だんだん限界がきてガマンできなくなり、飼い主がどこにいるのかもわからないまま、耐えきれず大きな声で餌をねだって鳴き始めます。
ここで初めて一日の始まりの差し餌をします。飛べるようになったヒナには、飼い主の方から差し餌をあげようと考えてはいけません。目の前に用意された餌で、がんばって努力してもどうしてもダメな場合だけに飼い主がフォローしてあげるのです。 |
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ここまでくれば、あとは簡単です。
1日3回の差し餌を3日間
1日2回の差し餌を2日間
1日1回の差し餌を2日間
だいたいこんなかんじで進むと、次の日から無理をせずにひとり餌になれます。ヒナ自身が差し餌をまったくねだらなくなったり、給餌スポイトで一口食べただけでそっぽを向いたりして拒否し始めます。
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↑6月9日
10:00と19:00の2回になったヒナ。顔つきと行動に自信がついてきています。あと4日くらいで完璧にひとり餌になってくれると思います。
6月10日
朝、06:00に差し餌をして日帰り旅行にでかけました。夜18:00に差し餌をすると2羽とも朝は8口だったのが、3口に減りました。
6月11日
体重は昨日とかわらず25g。09:00に差し餌をしましたが、3口と6口でした。夜はまったくねだらなくなっていました。投薬のためにケージから出していると、きれいなフンを2個ずつしました。明日はすっかりひとり餌...かな?
6月12日
朝、ほしがっていたのを無視すると、ふてくされたようにふくらんで2羽並んで寝てしまいました。昨夜からお腹が空いているはずなので、1時間後タイムリミットだと思ってのぞくと、気を取り直したのかいっしょうけんめい食べていました。
本日ひとり餌になりました! |
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ひとり餌の練習で注意すること
●食べる回数が減っているので、それ以上に運動量が増えては困ります。身体を作っている大事な時期なので「ヒナで遊ぶ」ことはしないでください。
●新米ママさんや病鳥の場合は、毎朝空腹時の体重チェックをして前日より体重が減っていないか確かめてください。飛べるようになる直前には一時期体重が落ちますが、飛び始めたあとに落ちることはあまりありません。
●ひとり餌になるまでは、回数は減らしても寝る前だけは必ず満腹にしてあげてください。しかしまったくねだらないで就寝時間を迎えたときはあげなくてかまいません。
●自分で食べているかどうかは、首の付け根のそのう(えさぶくろ)を見るとわかります。見ることができない人は、敷いてあるティッシュを1日に何回かとりかえて、きれいなフンがでているかどうかを見ます。寝る前の30分間のあいだに、きれいなフンを2個くらいすれば、十分ひとり餌になったと言えます。
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| ざっと書いてみましたが、抜けている部分やもっと知りたいことなどありましたら、どうぞおしらせくださいね。 |

「えさくれないかな〜」
ひとり餌になった6/12のようす
哀れさを漂わせています。
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