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片脚になった文鳥のお世話
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脚をケガをして病院に行ったのですが、治療でどうしても切断をしなければならないことになり、片脚になってしまいました。バランスが取りにくくとまり木につかまるのもままならず、1日の多くを鳥カゴの床に座って暮らしています。この先どのようなことに気をつけると良いでしょうか。 |
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【脚が1本で困ること&対処法】========================================= |
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●とまり木にとまりにくい
突然、片脚になってしまったのでしかたがありません。とまることができていても、すべりやすくなっていると思うので、落ちても危なくないように、鳥カゴのとまり木は低い位置に取り付けます。上下2本あった場合は下段だけにします。また、通常の下段の位置よりも下げることが可能であれば、工夫して床に近い位置にすると良いと思います。ただし尾羽根の先が床に触れないような高さにしましょう。
片脚でも慣れれば平気そうな場合は、それまで通りのセッティングにしておきます。
まったく止まれない場合は、床生活をすることになります。金網に直接触れるのは寒いので、敷き紙は金網の上に敷きます。エサ入れ、水入れも床の上で生活できるように、背の低い物、文鳥が片側に体重をかけてもひっくり返らない重い物、中に入っても自力で簡単に出られる高さの物など、使いやすい物を用意しましょう。
このような床生活で困ることは「フン」でお腹や脚が汚れてしまうことです。床の敷き紙は毎日忘れずに取り替えてあげましょう。新聞紙で新聞紙製・保護マットを作りましょう。
これは自分がペローシス(腱はずれ)の文鳥のお世話をしたとき、試行錯誤の上に見つけた方法ですが、新聞紙をジャバラ(蛇腹)折りにして作ります。文鳥自身は山折りの部分をつかめることで安心し、フンは谷折りの部分に滑り落ちていくので、文鳥自身の体が汚れることがとても少なくなります。また、移動中に脚がすべらないことと、クッション性があるので、お腹で着地しても衝撃が吸収されるという利点があります。
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●移動しにくい
とまり木につかまることができるなら、全部は取らないで下段だけにして使わせた方が、だんぜん健康に良いでしょう。文鳥も床にいるよりは、時々でもとまり木につかまっている方が気分が良いでしょう。エサ入れや水入れが離れている場合は、首を伸ばせば使用できる範囲まで、とまり木を近づけましょう。
床生活中心の場合は、前記の新聞紙製・保護マットを活用してください。「居場所」としても平らな床より落ち着いていられるようです。
●水浴びがしにくい
水浴びをするためには、通常は入れ物の縁につかまって飛び込むという動作が必要です。とまり木に止まることができる文鳥なら、この動作も簡単でしょう。つかまりにくい文鳥には、縁が内側に丸くなっている小判型の昔ながらの陶磁器の水浴び器が良いでしょう。うちでも代々、脚が弱ってきてしまった文鳥たちは、この陶器の入れ物で水浴びをしています。
※陶磁器はぬめりが出にくいので足が弱くなくても気に入っていて数羽に使っています。
このほか、生菓子の入っていた陶器の入れ物や、和食器など、探してみると文鳥が水を浴びることができる入れ物はたくさんあります。
水浴び時いちばん大変なのは、体を乾かすことです。片脚だと乾かすのにも時間が非常にかかります。成鳥なら文鳥自身もわかっているので、だるいな、寒いなと思うときは水浴びをしません。文鳥自身がしたくない時に、連れ出して無理に洗ったりは決してしないでください。どうしても水浴びしなくて、どうしても汚れが気になるときは、お天気の良い、日光がまぶしい日を待って(明るいと文鳥のやる気も出ます)、部屋の温度を十分保ってから羽毛の汚れだけ撫でるようにして取ってください。決して体表まで水がしみ渡るような大胆な洗い方はしないでください。あとは温かいきれいな鳥カゴの中で、太陽光を浴びせながら(寒い時期は窓ガラス越し)乾かせるよう配慮してください。
ドライヤーなども緊急時には良いですが、文鳥自身が羽繕いをしないでも乾いてしまうので、羽毛がきれいに整わなくなります。特に内側の綿毛が整っていないと、体温を維持できにくくなります。自分で羽繕いをさせることが大切です。
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『新聞紙製・保護マット』
2枚合わせた新聞紙を高さ2センチくらいの山折り谷折りを繰り返します。鳥カゴの幅にあわせて新聞紙の大きさやタテヨコを工夫してください。文鳥が乗ったときに、平らに延びてしまわないために、これを伸ばしたもともとの面積が、鳥カゴの底の面積の2倍くらいあれば良いでしょう。床に小判型の水入れを置いたりする場合は、床の一部がコレでもいいと思います。 |
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●繁殖ができない
もし交尾が可能であっても、産卵、育雛に必要な体力はありません。ペアで寄り添って暮らしていくことができれば良いですが、交尾をしようとしたり、産卵の傾向がある場合は別居させたほうが良いでしょう。
離しても精神的に影響がないような関係なら、すぐに離して2羽それぞれにベストな環境を用意してあげましょう。 |
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●体が汚れやすい
動きにくいのでどうしても水浴びの回数が減ってしまいがちですが、それよりも脚を使った羽繕いができなくなることが大きな原因となります。鳥カゴの壁に寄りかかって、残った片脚で頭をかいたりできますが、やはり脚で体を支えているのとでは、大きな違いがあります。目や口の周りが汚れたままになってしまうことがあるので、気が付いたらぬるま湯に浸したティッシュやガーゼで拭いてあげてください。爪や脚など、体も同じです。
また床上生活は呼吸で体内に菌類が入りやすくなるので鳥カゴの中は清潔にします。またその鳥カゴを置く位置も、部屋の床から1メートル以上の高さにしてください。 |
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●運動量が減る
脚が1本なくなったことで、跳びはねる回数は減り、着地に不安なために飛ぶ回数も減ってしまいます。このような当たり前の日常の運動でも、文鳥自身が「できない」と思うと、だんだん動かなくなり、できるのにやらないと言うようなよくない習慣ができてしまいます。しかし不自由な体で鳥カゴの中でトレーニングを強制するのもかわいそうな話です。
カゴから出して楽しい気持ちで遊んであげましょう。どこかにはまり込んでしまった場合は自分で出る力がありませんので、決して目は離さないでください。
それから飛んだあと着地を失敗しても怖がらないように、布団などを広げてあげると良いでしょう。飼い主が慌てたりひどく心配すると、文鳥の気持ちも委縮します。危険な物などは先に排除して、文鳥が出た後はのんびり見守ります。
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●爪が伸びやすい
とまり木にとまって生活ができている文鳥だと、あまり長くは伸びないと思います。しかしとまり木を握らない文鳥は、爪が削れていく機会に恵まれないために、どんどん、どんどん伸びてしまいます。ただ伸びるのではなく、ねじれたり湾曲したりくるんと丸くなったりと、その形状はさまざまです。どこかに引っ掛けたり、折ったりしてはたいへんなので、注意して爪切りをするようにしましょう。
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●寒さや暑さには…
見た目の雰囲気から、温度変化に弱いような気がしていましたが、片脚でも普通の文鳥と変わりありません。老化や病気が関係していないときは、普通の温度で生活させても平気です。
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赤ちゃんができると文鳥を飼えない?
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「鳥は赤ちゃんの健康に良くない」という話をききました。なにか病気があるらしいのですが、どういったものがあってどんな影響があるのですか? |
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まず、羽毛など鳥から出るもが赤ちゃんのぜんぞくの原因になったり、アレルギーを起こしたりすることが考えられると思います。けれども文鳥は小型で換羽期も決まっているため、日常ごく普通の掃除が行われていれば、物理的に健康を害するようなことはありません。羽毛に対するアレルギーは個人別に調べないとわかりませんが、赤ちゃんをもつおかあさんたちが、ほこりやダニに気を使うのと同じ程度で良いのでは...と思います。
※「いいえ、こんな大変なことになるのよ」という情報をお持ちの方はぜひ教えてくださいね。
このほかペットや家畜など動物から人間に感染する(その逆も)病気があります。 |
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だれでも一度は聞いたことがあると思われるものに「狂犬病」や「フィラリア」などがあります。また一般常識として「生の豚肉は食べない」という習慣はみなさんお持ちだと思います。これは豚に感染している菌による食中毒から身を守るためです。それからこどもが遊ぶ公園では、フンをしないように猫が砂場に入れないようにしている場所があります。フンの中にある回虫の卵を食べないようにして「回虫症」にかからないようにするためです。
動物から感染する病気はこのような身近なものから「エボラ出血熱」などの致死率の高いものまでいろいろな感染症があり、これらの病気を総称して人畜共通感染症といいます。WHOによれば世界に122種類、日本には約50種類あるそうです。 |
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| クラミジア肺炎 Chlamydia pneumoniae |
病原体 / クラミジア・シッタシ
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Chlamydia psittaci |
■感染経路
感染している鳥の唾液やフンの中に入っている病原体を、口から摂取したり呼吸により吸引したりする。
■感染予防
鳥をクラミジア肺炎にさせない。感染していると思われる鳥の乾燥したフンを飛散させない。
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■発病の症状
熱、悪寒、全身倦怠、咳、食欲不振など風邪とおなじような症状です。レントゲン撮影で肺炎の陰影がみられるそうです。
■治療
薬剤投与で治るようです。
#鳥の場合も同じです。 |
■感染可能な生き物
別名オウム病と呼ばれていますが、オウム、インコ類だけでなく各種鳥類、哺乳類など200種以上の温血動物に感染しているようです。
■補足
3種あるクラミジアの中のひとつで、性病のクラミジアとは異なります。 |
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| トキソプラズマ症 Toxoplasmosis |
病原体 / トキソプラズマ原虫
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Toxoplasma godii |
■感染経路
感染している動物の唾液やフンの中に入っている病原体を、口から摂取したり、感染している動物の肉を、しっかり火を通さないで食べた場合など
■感染予防
鳥を健康に保つ。外出後は手を洗い、生肉の調理時にも注意する。健康かどうか不明な野良犬や野良猫に安易に触らない。
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■発病の症状
「後天性トキソプラズマ症」
日本では4人に1人の割合でトキソプラズマを持っているそうで、まれにリンパ節炎や網脈絡膜炎などの症状があらわれることもあるようですが、健康な人が発症することはありません。
「先天性トキソプラズマ症」
網脈絡膜炎、水頭症、脳内石灰化、精神運動障害、未熟児など
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■感染可能な生き物
終宿主はネコ科の動物で、猫の病気として有名ですが、中間宿主としてすべての哺乳動物、鳥類、は虫類などに感染しているそうです。
■補足
先天性トキソプラズマ症はお腹の赤ちゃんに大きく影響しますが、妊娠初期に、初めてトキソプラズマに感染した妊婦の赤ちゃんにしか影響がないそうです。
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ちなみにクラミジア肺炎は子供にはかかりにくく、患者は大人であることが多いようです。
トキソプラズマ症は前記の通り後天性のものは健康に害がないようです。また母親が数年まえからネコを飼っているなどして、すでに抗体を持っている場合は全くの無害です。妊娠検査で「陽性」と出れば安心です。
またネコも一生のうちで初めて感染してからたった10日間程度しか、感染源である原虫を排泄しないようです。ネコにも感染した経歴があって抗体を持っていれば、妊娠したからといってペットであるネコを手放す必要はありません。
散歩のように外で他の生き物と接触する機会がなく肉食でもない文鳥が、突然なにかに感染する率は非常に少ないと思います。以上のことから文鳥がいても、健康な赤ちゃんに特別な影響は無いと考えてもいいのでは...? と、思います。 |
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「鳥は良くない」のではなくて、「病気に感染している生き物(人間含む)」が良くないと言ったほうが適切でしょう。病気でない生き物からはなにも伝染しません。鳥もおなじです。
ドバトなどのフン公害の問題には必ずいくつかの病名があげられますが、健康管理も検診もされずに、不衛生な場所にすんでいる生き物が病気を持っていても当然です。このあたりから「鳥はよくない」と思い込んでいる方がいらっしゃるのだと思います。決して鳥自体が正体不明の病気を持っているわけではありません。
もし飼っている文鳥が、健康そうなんだけれど感染しているかどうかわからずに気になる場合は、鳥を診ることができる獣医さんに検診してもらうと良いでしょう。
赤ちゃんへの配慮は、人混みの中に連れて出歩かないとか、庭や公園などの土に触ったら良く手を洗うのと同じくらいで、人、文鳥ともに、衛生面で基本的なことに気をつける程度でよいと思います。 |
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